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ソロス氏:日銀の新刺激策、円相場の雪崩の引き金に-CNBC

2013.04.05 (Fri)
ソロス氏:日銀の新刺激策、円相場の雪崩の引き金に-CNBC

引用

ソロス氏は5日にCNBCのインタビューで、日銀の景気刺激策の拡大を「センセーション」だと述べ、「非常に大胆な取り組みだ」と論評。政策当局が円安や資本逃避に歯止めをかけられない公算があると述べ、25年間にわたり財政赤字が増加し、経済活性化に失敗した後にこうした新たな政策が採用されたと指摘した。

ソロス氏は香港でのインタビューで、「日本は25年間経済を前進させられずに赤字を積み上げるだけだったため、日本が行っていることは実際のところ非常に危険だ」と発言。「日本の人々が円安が持続しそうだと認識して海外に資金を移すことを望めば、円の下落は雪崩のようになる可能性がある」と話した。

同氏はまた、「彼らの行動で何かが始まれば、彼らはそれを止めることはできないかもしれない」と語った。

引用終わり

 これを見て「ほらみろソロスも警告している日銀は間違っている」というのは早計。「非常に危険」だと警告しているに過ぎない。実際危険だ。しかし何もしなければ事態が好転するというわけでもない。
 ソロスの理論では相場にはトレンドがあり、トレンドが継続すると自己強化を始める。最後には現実とかい離して崩壊するというものだ。彼らが止めることはできないというのはたとえば金融引き締めに転じても相場が無視をするという意味だ。
 そもそも円高が進んでいたのもそのトレンドが影響していました。円が買われる理由は実際のところほとんど失われていたにも関わらず、無視されていた期間がありました。たとえば日本産業の競争力低下、震災によるエネルギー海外依存、その結果としてのそれまでの貿易黒字の赤字転落。米国金利の上昇見通し。ユーロソブリン問題の鎮静化。GDP比で世界最大の財政赤字。
 阿倍政権の成立で政策レジュームチェンジが起こったためか否かは別として現実に為替ではトレンドが変わっています。しかし「また円高が来るかもしれない」と思っている人はまだいます。そういう人がいるうちはまだ大きな円安が来る可能性が少ないのですが、徐々に円安に進むもしくは長期化するにつれて人々の認識も変わっていくのです。そのプロセスが自己強化というわけです。
 黒田さんはこのあたりの認識は大丈夫でしょうか?そしてうまくコントロールできるのでしょうか?インフレ2%目標をしきりに掲げていますが為替の動向には非常に注意してもらいたいものです。実際為替が円安になれば資源を海外に依存せざるを得ない国である以上物価はあがるでしょう。ただしそのこと自体は決していい円安、日本人の暮らしが楽になる円安とは言えません。
 それともう一つ、政府は潜在成長力を高めるための産業の構造改革を行い、財政収支をせめてGDP比での伸びを鈍化させるか純粋にプラスに持っていくかを目指してほしいと思います。そんなことはできないと思っている経済学者・金融市場関係者が実際のところほとんどでしょう。なぜならそんなことができるならすでに行っていたはずだと考えているからです。
 代議制民主主義では票を獲得するためにつぶれそうな既存の産業(これらはつまり社会が必要としていない製品・サービスを提供している会社です。)に国費を投入して票を集め、新たに利益の出る産業を伸ばそうとする企業から税金を取るんです。それだけならまだしも新しい産業が古い産業を食いそうな場合には規制を設けてそうさせないようにするんです。愚かなことでしょう?科学技術が進歩し時代が進化すればいずれかの産業が消え、新しい産業が起きるのは当然だと思います。自ら進化し、社会に幸福をもたらす仕組みがすでに備わっているにも関わらず、それを促すような政策をせず、阻害する政策を取り続けているのです。バフェットさんが言ってましたよね、資本主義の本質・システムに賭けろと。ソロスもこのような民主主義の側面を批判しています。

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